脳卒中を予防しましょう
脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)は主に、高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病による動脈硬化が原因で発症します。発症すると、体の麻痺や言語障害など後遺症が残ることが多く、最悪の場合、命にも関わります。しかしながら、「脳卒中は予防することのできる病気」です。食生活の見直しや適度な運動を行い、喫煙や過度の飲酒も控えるなどして、生活習慣病の予防を心がけることで、脳卒中は防ぐことができます。
当クリニックでは、食事療法や運動療法も用いた生活習慣病の治療に力を入れています。また、脳卒中の治療は時間との戦いで、早期発見が何より重要です。定期的なMRI検査を受けておくことで、発症前の早期治療につなげることができます。今まで、MRI検査を受けたことのないという方は、一度検査を受けられることをおすすめしています。
このような方は一度MRI検査をおすすめします
・ご家族で脳卒中の既往歴がある
・40歳以上で脳の病気が心配な方
・高血圧、糖尿病などの基礎疾患がある方
MRIについて
MRI(Magnetic Resonance Imaging)は、磁石と電磁波を用いて、身体の断面像を画像化する検査です。CTと違ってX線による被曝はなく、痛みなどもありません。くも膜下出血や脳梗塞など脳疾患は早期発見が何より大切です。MRI検査により、知らず知らずの間にできていた破裂する前の脳動脈瘤、脳動脈や頚動脈の狭窄を発見することができるのです。
当クリニックでは、高性能1.5テスラMRI装置を導入しており、高度な画像診断が可能です。一度もMRI検査を受けたことのない方は、是非一度検査を受けてみることをおすすめします。
頭痛、めまい、もの忘れなどの症状のある方は、保険を使用してMRIの撮影が可能です。
ABI(血管年齢検査)
ABIとは、両腕と両足首の血圧を測ることで、血管の狭窄の状態を測定し、動脈硬化の有無や程度を調べる検査です。動脈硬化が起こると、動脈血管壁にコレステロールなどの脂質が沈着し、血管が硬くなり、血管の内腔が狭くなります。動脈硬化は、脳卒中や心筋梗塞の原因となるため、早めの検査と治療が重要となります。
あなたの血管年齢は何歳?
5つ以上当てはまる方は、血管年齢が進んでいる可能性があります。一度検査をおすすめします。
□血圧が高い
□血糖値が高い
□コレステロール値が高い
□ウエストが男性85cm、女性90cm以上である
□普段から運動をあまりしない
□生活が不規則である
□家族に脳卒中や心筋梗塞で倒れた人がいる
□タバコを吸う
□お酒を毎日飲む
□濃い味付けの食事を好む
□野菜をあまり食べない
□手足が冷たく、しびれを感じることがある
運転者のためのMRI検査
最近ではドライバーの突然の意識消失による深刻な事故も社会問題になって来ております。原因としては、くも膜下出血や脳梗塞など脳血管疾患や認知機能の低下が原因である場合も考えられます。
当クリニックはもの忘れ・頭痛・めまいに関して診療を行っておりますが、「運転者のためのMRI検査」も行っています。検査費用など詳しくはお気軽にお尋ねください。
こんな方におすすめ
・MRI検査を受けたことのない方
・脳梗塞、認知症、脳動脈瘤のどの脳の病気が気になる方
・自動車運転を主たる業務とされている方
検査項目
1. 頭部MRI+頭部MRA+頚部MRA(血管)30分~40分
2. 長谷川式スケール(HDS-R) 約10分
3. 運転技能検査(ドライビングシュミレーター)
4. 医師による診察
頭痛、めまい、もの忘れなどの症状のある方は、保険を使用してMRIの撮影が可能です。